クリニックブログ

2017.07.02更新

昨日のパピーパーティーに参加のフレンチブルドックのさくらちゃん。

実は1週間前に短頭種気道症候群の手術(軟口蓋切除と鼻腔拡張術)の手術を行っていました。

手術前はいびきがあったようですが、術後はいびきをかくこともなくなったようです

フレンチブルドック

2時間たっぷり遊んでも、呼吸状態は問題なく、「ガーガー」呼吸したり、疲れて「ゼーゼー」することはありませんでした。

鼻が狭く軟口蓋が長い短頭種は、常に呼吸がし辛い状態にあります。

私たちが鼻栓してマスクをして生活しているようなものかもしれませんねnnn

その状態で走ったり遊んだりするのは苦しいはず!

少しでも楽しい生活がおくれるよう、短頭種(フレンチブルドック・シーズー・ボストンテリア・ブルドックなど)の

ご家族の方、いつでもご相談ください。

投稿者: けいこくの森動物病院

2017.04.22更新

今回も歯石除去についてのお話です。

 

何回かブログでも紹介したかもしれませんが、歯周病は見た目ではわかりません!

歯周病の診断には歯科用のレントゲンが必要で、歯石の沈着と歯周病の進行は必ずしも一致しません!

したがって歯石はあまりついていないのに抜歯が必要なdogcowもいれば、

歯石が重度に沈着しているのに抜歯が必要ないdogcowもいます。

つまり歯科用のレントゲンでしっかり診断しないと歯周病は診断できません!

 

歯周病は歯を支えている歯槽骨という骨を溶かし顎の骨も腐らせる病気です!

重度に進行すると、顎の骨が折れてしまいます!

定期的な健診が勧められています。

 

今回のミニチュアダックス君は10歳です。

定期的な麻酔下のスケーリングを行っています。

しかししっかりした歯磨きを行わないとすぐに歯石が…

特にダックスやヨーキー・シュナウザーなどの犬種は歯周病の罹患率が高く、

歯がすぐに抜けてしまいます。

 

今回のダックス君は

ダックス スケーリング前

 

歯石べったりついています…

犬歯の歯肉も2~3mm程度縮んでいます。

このままだと抜く歯が出てしまうかもしれません

レントゲンで診断したところ、抜歯は必要ありませんでした!

 

ダックス スケーリング1

歯石除去後

きれいな状態が続くように、歯ブラシがんばってね!

 

投稿者: けいこくの森動物病院

2017.03.28更新

今回は遠方からのご来院のフレンチブルドックちゃん。

 

とってもかわいい子ですが、お鼻も狭く診察室でガーガーと呼吸をしていました。

イビキもあるようです。

 

レントゲンを撮ってみると気管が細い!

じつは鼻のあなが狭いと呼吸時になかなか空気が吸えず、

気管を引っ張る力がかかります(陰圧になるため)。

成長期にそのような力がかかると、気管の成長を妨げ

気管低形成という状態になり、気管が細い子になってしまいます。

 

この気管低形成も呼吸状態を悪化させますので、

熱中症や窒息につながる危険性があります。

 

このフレンチちゃんは10kg以上体重がありますが、

一般的な猫ちゃんよりちょっとだけ気管が太い程度でした。

このままではこの夏に突発的に異常が出てもおかしくない状態です。

 

今回も鼻の穴を広げる手術と軟口蓋を切除する手術を行いました。

 

軟口蓋1

このフレンチちゃんは軟口蓋が長いというよりは分厚い子でした。

実は軟口蓋過長症は、軟口蓋が長い子よりも分厚い子が多く、そのため気道が狭くなることが多いのです。

さらにはフレンチブルドックは舌根部(舌の付け根)が分厚く、口が大きく開かない(開口障害)が多く

上下で気道を狭くしています。

さすがに舌の厚さを薄くすることはできませんので、軟口蓋を切除し気道を確保することになります。

軟口蓋2

しっかりと気道が確保できました。

次にお鼻です

鼻孔拡張1

とっても狭い…

これでは呼吸はできません

鼻孔拡張2

しっかり空気が通る状態になりました。

 

再診時にはガーガーという呼吸音はなく、いびきもほとんどしないようでした。

 

今後は避妊手術になります。

腹腔鏡による避妊手術をご希望でしたので、腹腔鏡がある施設をご紹介いたしました。

 

当院ではご希望の手術や検査、内科療法が行えない場合、

信頼できる機関・病院へご紹介も行っております。

 

 

投稿者: けいこくの森動物病院

2017.03.27更新

今日は抗生剤についてのお話です。

 

日々日常の診察で抗生剤をお出ししない日はありません。

それだけ抗生剤が必要な病気が多くあるということです。

例えば、下痢や膀胱炎、咬傷、皮膚病、膿瘍などの細菌感染が見られるもので使用します。

この抗生剤、実は効果がない場合があります。

人間でも問題になっている「薬剤耐性菌」の存在です。

 

薬剤耐性菌とはその名の通り、抗生剤に耐えることができる菌のことです。

基本的に抗生剤は患部だけではなく全身に働きますので、

効かない抗生剤を飲み続けることは良くありません。

治らないし…

 

そのため当院では、治りが遅い感染症や重度の感染症など必要と判断した場合は院内でばい菌を培養しどの抗生剤が効果的かを判定する、「薬剤感受性試験」を行っています。

外注の検査機関に比べて精度は落ちますが、外注で10日かかる検査も院内では基本的に1日で結果が出ます。

 

今回は子宮蓄膿症の薬剤感受性試験を行いました。

子宮蓄膿症とは避妊をしていない女の子がかかる病気で、子宮にばい菌が感染し

膿が溜まる病気です。

診断精度が上がった現代でも、約7%が死亡するという報告もあり

こわーい病気の一つです。

基本的な治療は、外科手術による卵巣子宮の摘出と点滴入院で抗生剤を投与していくとになります。

この病気は重度の細菌感染症なので、効かない抗生剤を選択してしまったら大変です!

そのため手術により摘出した子宮から、膿を取り出し培地に撒き培養しました。

培地には抗生剤をしみ込ませたろ紙(ディスク)を貼り付け、一晩36℃で培養します。

効果がある抗生剤であれば、ろ紙の周りにばい菌は増殖できません。

 

結果は・・・

 

培養検査

赤い部分はばい菌が増殖していない箇所です。

右下のろ紙(ディスク)の周りにはばい菌がわんさか増えています。

つまりこの抗生剤を使っていたら、全く効かなかったということです…

 

薬剤耐性菌はかなり多く存在します。

当院では効果的で動物に負担がかからなくするためにも

積極的に感受性試験をお勧めしています。

投稿者: けいこくの森動物病院

2017.03.27更新

本日の手術は、ダックスのMochaちゃんの歯石除去でしたdog

 

Mocha 

とってもかわいい、5歳の男の子ですglitter3glitter3

人間の年齢では30代中盤。

人間は30歳以降で歯槽骨(歯を支えている骨)の骨量が減少してくると言われています。

わんちゃんも3歳以上の子では、何らかの歯周疾患に罹患している可能性が高く

麻酔をかけてしっかりした処置を行う必要がありますtears

 

Mochaちゃんのお口は

スケーリング前

歯石がついています。特に犬歯は歯石沈着により歯肉炎が起こり、歯肉が後退しています。

このまま放置すると、歯肉炎が進行し歯槽骨を融解し歯が抜けてしまったり、歯の根っこに膿が溜まったり

してしまいます。ダックス、シュナウザー、イタグレなどの犬種は犬歯の裏側が非常に傷みやすく

歯周病により口と鼻が繋がってしまう口鼻瘻孔とう状態に発展してしまいます。

 

成犬の歯は全て生えそれっていると42本あります。

そのすべてを1本1本診断し、歯科用のレントゲンも使用し根が腐ったり

歯槽骨が吸収されていないか確認していきます。

歯科レントゲン

私たちが歯科を受診したとき、初診時に必ず歯のレントゲンを撮ります。

わんちゃんも同じように歯科レントゲンがないと正確な診断ができません!

歯科レントゲンがないと、麻酔をかけて中途半端な処置に終わってしまいます…shun

今回は抜歯適応の歯はありませんでしたglitter

しかし1年このまま何もしなければ、抜かなくてはいけない歯が出てきていたと思います。

 

当院ではわんちゃんネコちゃん専用の歯科用の機械(デンタルユニット)とレントゲンを完備しております

デンタルユニット

このデンタルユニットは院長仕様に改造されていて、大幅な処置時間の短縮を実現しています!

 

超音波スケーラーで歯石除去を行った後は、2回ほど歯面(歯の表面)を研磨し歯石をつきにくくします。

まずは目が粗い研磨ペーストとブラシで

ポリッシング1

次に目が細かい研磨ペーストとラバーブラシで研磨(ポリッシング)します

ポリッシング2

その後、洗浄しエアーを吹きかけ最終確認します

スケーリン後

ピカピカになりましたglitter2

 

今回のMochaちゃんは、歯周病が進行する前の処置だったため

抜歯することもなく麻酔時間も短くて済みました!

抜歯は大変な技術と処置を必要とし、麻酔時間が大幅に延長してしまいます…

抜歯本数が多かったり、犬歯の抜歯が必要になったときは3時間を超えることもtears

早めに処置をすることで抜歯がなく麻酔のリスクを抑えることができます

 

今月は先月・今月と麻酔処置の件数が30件/月を超えていますが、その1/3が

歯の処置になります。

それほどワンちゃんdog・猫ちゃんcowのお口のトラブルは多く

皆様気にされております。

 

少しでも歯石や歯肉炎、口臭が気になりましたら、ご遠慮なくご相談ください!

 

 

 

 

 

 

投稿者: けいこくの森動物病院

2017.03.15更新

ミニチュア・ダックスのココナッツちゃんが、歯石除去(スケーリング)に

いらっしゃいました。

 

ダックスはとってもお口のトラブルが出やすい犬種で、

歯周病により骨が溶けて顎の骨が折れてしまうことも…shun

また人間と同じように、歯周病を患っていると心臓病や腎臓病へ罹患するリスクも

上がってしまいます。

 

定期的な歯石除去+歯磨きをお勧めしますglitter

 

歯石除去前

ダックス スケーリング前

 

歯石除去後

ダックス スケーリング後

 

歯石除去後は2回研磨をかけ、歯面の微細な凹凸をできる限りなくし歯石沈着を

起こしにくくする処置を行っています。

しかし歯磨きをしないと半年程度で歯石は沈着してしまいます。

 

しっかりとした歯石除去の後、しっかりとした歯磨きをおこない

健康を保ちましょう

 

投稿者: けいこくの森動物病院

2016.06.22更新

今日の手術は、以前もお話した短頭種(パグ・フレンチブルドック・ブルドック・ボストンテリア・チワワなど)特有の手術でした。

(以前のパグちゃんの症例はこちら:短頭種パグの症例 軟口蓋過長症と鼻腔狭窄

ボストンテリア1 ミッキー

とってもイケメンな男の子です!

 

実はこの子は3月に大きな手術(胆嚢摘出術)を行っており、

その時に軟口蓋過長が見られたため、本日手術を行いました。

 

軟口蓋過長

今回も軟口蓋が長く、気道が見えませんでした。

前回のパグちゃんより視野が狭いのは、フレンチブルドックやボストンテリアは

口が大きく開けにくい(開口障害に近い)ためです。

この余分な軟口蓋を切除いたしました。

 

次に鼻のあな!

鼻腔狭窄

とってもお鼻のあなが狭いです。。。
これを広げてあげないと、せっかく軟口蓋の長い部分を切除しても再発してしまいます。

なるべく左右同じ大きさになるように処置をしました。

鼻腔狭窄

広がったのがわかるでしょうか?

 

この手術は基本的に短頭種と呼ばれる犬種(パグ・フレンチブルドック・ブルドック・ボストンテリアなど)は

子供の時に(避妊去勢手術時期)行った方がよいと言われています。

鼻のあなが狭いと、気管の成長が遅くなり、気管低形成という状態になってしまい

呼吸がよけいできなくなってしまうことがあります。

今までみたきた症例の中では、猫ちゃんより気管が狭いブルドックもいました。

この子たちにとって、とても重要な手術なんです!

 

手術後は

ボストンテリア

早く帰りたく、車に乗りたがっています!

 

基本的に日帰りでの手術になります。

短頭種でイビキや鼻が狭いなどの症状などがありましたら

いつでもご相談ください。

投稿者: けいこくの森動物病院

2016.06.17更新

今日は本当に、、、日中は真夏のような暑さでしたね(´д`ι)bibibi

本日は去勢手術のために来院していただいた、珍しい犬種のバセンジ―ちゃん

紹介したいと思います!

「ゴンザエモン」ちゃんで~すpad

野毛 バセンジーちゃん

ピンとたったお耳がとてもかっこいいゴンザエモンちゃん。

バセンジーちゃんは吠えない犬種として有名です♪

・・・ですが!嬉しいときはヨーデルに似たような声をだすそうです。病院でも

お母さんからお預かりすると、クンクンと鳴いていましたflower2

特徴的な額のしわは・・・まだ子犬ちゃんなので目立たないかな?ni

全身バセンジーちゃん

全身ですheart3 凛々しい!!

術後ですがとても経過がよく、しっかりと立っています!

術創 野毛 バセンジ―

そしてこちらが去勢手術の術創なのですが、ゴンザエモンちゃんの手術も

抜糸の必要のない術式で行っていますので、術後エリザベスカラーをつけなくても

よくなりますglitter

(稀に気にする子がいますので、その時はカラーをお出しします。)

避妊・去勢手術は全身麻酔での手術になりますが、病気の予防などメリットの多い手術です!

少しでもワンちゃんネコちゃんのストレスを減らすために、手術をお考えの方は

当院へご相談くださいねnico

 

看護師 内藤

 

投稿者: けいこくの森動物病院

2016.06.17更新

こんにちは。

院長の豊田です。

今日は本当に暑かったですね!

これからの季節、暑くなるのと同時に湿度も上がりますので、

多くのわんちゃん・ねこちゃんにとってとても過ごしにくい季節になります。

特に熱中症皮膚病外耳炎に気を付けてください!

 

お散歩の時間としては、朝は8時前くらい、夕方は日が沈むくらいからが適切です。

一度、日中のアスファルトに手を付けてみましょう!

どのくらい熱いかがわかるはずです!

しかも熱いアスファルトからの体への距離はかなり近いので、

体温も上がりやすいです。

そんなところを靴も履かない犬を散歩するのは大変危険です!!

散歩に出るときは毎回アスファルトの温度を気にすることをお勧めいたします!

 

さて今日は尾山台からお越しの猫ちゃん、ベンガルのリンちゃんの避妊手術についてです!

このリンちゃん、滅茶苦茶美人さん!

ここまで模様がきれいに入っている子もなかなか見ません!

リンちゃん1

 

まだまだ小っちゃい女の子です!

 

前回もご紹介した通り、当院では抜糸の必要ない縫合方法

エリザベスカラーの必要ない手術方法を行っております(猫ちゃんの性格によっては、必要な場合もあります)。

猫ちゃんはとてもストレスを感じやすい動物のため、なるべく痛みのない手術法(術創が小さくても卵巣・子宮両方を摘出する方法)で

おこない、エリザベスカラーや洋服・包帯などが必要ないように気を付けております。

 

今回の手術後。

リンちゃんオペ後

溶ける糸を埋め込むように皮膚を縫合するため、抜糸の必要がなく

お腹から糸が出ていないので気にして舐めたり、エリザベスカラーが必要なことは

ほとんどありません!

 

手術後早くも遊んでいます!

手術後2

術後3

手術創が小さいと回復もかなり早いです!

実は皮膚の切開はかなり痛みを感じます

当院ではできるだけ小さな術創で済むように心がけています。

(ただ安全性を確保するため、場合によっては大きく切開する場合もあります)

 

りんちゃん術後4

本当に模様の入り方がきれいな子です!

おそらく自分で美人だということがわかってそうですcow

 

避妊去勢手術のご相談はいつでもお気軽にしてください!

投稿者: けいこくの森動物病院

2016.04.14更新

こんにちは。

院長の豊田です。

 

今日のテーマは、避妊手術です。

 

みなさん、避妊・去勢手術はされていますか?

避妊手術や去勢手術で防げる病気は多く、

また未去勢・未避妊で罹患する病気は大病が多い傾向にあります。

(詳しくはHPの手術のページをご参考ください)

だいたい高齢になって(8歳以上)から病気になることが多く、

その場合、心臓病や腎臓病も併発している可能性が高いので

手術のリスクが高くなってしまいます。

 

避妊手術の適齢期は、個体差もありますが

猫ちゃんで3か月齢~、ワンちゃんは犬種にもよりますが乳犬歯が永久歯に

生え変わるくらいがベストです。

 

避妊去勢手術を行うか行わないかは、オーナー様の考え方次第です。

ですが、なるべく長く一緒に生活できるようにできる限り若い時期に手術を行ってください。

毎月のように未避妊のため子宮疾患になり、緊急手術が必要な子が来院します。

そうならないためにも、手術をお勧めいたします。

わからないこと・ご心配なことがありましたら、遠慮なく相談ください。

 

それでは昨日行いました、猫ちゃんの避妊手術についてです。

 

当院では猫ちゃんのストレスを少しでも減らすため、

避妊手術も入院なしで行っています(ご希望により入院可能)。

術後の再診も必要ないように、抜糸が必要ない吸収糸による縫合を行っております。

 

卵巣と子宮を摘出する手術ですが、できるだけ術創を小さくし、

エリザベスカラーが必要ないような手術法を行っております。

 

では手術後の術創です

猫避妊手術

若い子であれば、写真のように10mm以下の切開創で手術が可能です。

(先天的な解剖学的異常・発情期・腹腔内脂肪の量などの影響で、切開創が大きくなることもあります)

 

傷口が小さいため、痛みがあったり気にしたりすることはほとんどありません。

たいていの子が、お帰りになって当日中にいつもと同じ生活に戻れます。

 

避妊去勢手術に関してご質問ありましたら、いつでもご相談ください。

 

 

投稿者: けいこくの森動物病院

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