「イラストは“PJC 動物病院お役立ちフォーマット集”より転載」

フレンチブルドック

◆体格:小型
◆体重:8~13kg
◆体高:26~31cm 

動き回る度合い  ★
社交性      ★ ★
しつけやすさ   ★ ★
吠えやすさ    ★ ★ ★
攻撃性      ★ ★
手入れ時間    ★ ★

モロシア犬に由来し、1880年代にフランスのパリの下町で熱心なブリーダーの異種交配により作出されました。
ひとなつっこくて活発、遊びやスポーツが好きで、機敏。飼い主や子供に対しては特に従順で愛情表現も豊かです。太りやすい体質なので肥満に注意。

 ○なりやすい病気
  消化器:組織球性潰瘍性結腸炎
  眼疾患:白内障 睫毛重生 眼瞼内反症 乾性角結膜炎(ドライアイ) 色素性角膜炎
  呼吸器:短頭腫気道症候群(鼻腔狭窄 軟口蓋過長症 など) 
  皮膚疾患:膿皮症 マラセチア性皮膚炎 異物性肉芽腫
  泌尿器:シスチン尿石症
  骨格筋神経疾患:椎間板ヘルニア

シーズー

◆体格:小型
◆体重:4~8kg
◆体高:20~28cm

動き回る度合い  ★ ★ ★ ★ ★
社交性      ★ ★ ★ ★
しつけやすさ   ★ ★ ★
吠えやすさ    ★ ★ ★
攻撃性      ★ ★ ★
手入れ時間    ★ ★ ★

中国原産の犬で、古代中国の王朝では、ペキニーズとラサ・アプソが数百年にわたり飼育されてきましたが、この二つの犬種の混血によって生まれたのが、シー・ズーであると言われています。
陽気で遊び好き。活発でいつも飼い主について動き回る人なつっこい犬です。しつけがしやすく、無駄吠えも少ないので集合住宅にも適しています。小柄ですが、動いたり遊んだりが好きなので、室内の自由運動だけでなく、毎日30分~1時間の散歩もさせましょう。

○なりやすい病気
 循環器:僧房弁閉鎖不全症
 消化器:幽門狭窄(幽門洞肥厚症候群) 先天性門脈体循環シャント
 眼疾患:白内障 睫毛重生 眼瞼内反症 乾性角結膜炎(ドライアイ) 色素性角膜炎 汎進行性網膜萎縮(GPRA) 緑内障 チェリーアイ(第三眼瞼の脱出) 流涙症
 呼吸器:短頭腫気道症候群(鼻腔狭窄 軟口蓋過長症 など) 気管虚脱
 皮膚疾患:アトピー性皮膚炎 毛包嚢腫 膿皮症 マラセチア性皮膚炎
 泌尿器:腎異形成 シュウ酸カルシウム(尿石症)
 骨格筋神経疾患:椎間板ヘルニア
 内分泌:副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

パグ

◆体格:小型
◆体重:6~8.5kg
◆体高:20~30cm

動き回る度合い  ★ ★ ★
社交性      ★ ★ ★
しつけやすさ   ★ ★
吠えやすさ    ★ ★
攻撃性      ★ ★
手入れ時間    ★

名前の「パグ」の由来は、ラテン語の「握りこぶし」からきていると言われていますが、原産国の中国広州・四川地域では「いびきをかいて眠る覇者」と言われているようです。
一度パグを飼った人のほとんどが、一生パグ愛好家となります。生活を共にした人のみが知りえる不思議な魅力があるようです。
愛想がよく、きわめて陽気で、表情が豊かな優しい甘えん坊です。攻撃的ではありませんが、興奮していたずらを始めたら止まらないことも。やや気まぐれで頑固な面があるため、しつけは早いうちから時間をかけてしっかりと行いましょう。

○なりやすい病気
 循環器:ヒス束の遺伝性狭窄
 消化器:幽門狭窄(幽門洞肥厚症候群) 先天性門脈体循環シャント 巨大食道症
 眼疾患:白内障 睫毛重生 眼瞼内反症 乾性角結膜炎 色素性角膜炎 大眼瞼裂 流涙症
 呼吸器:短頭腫気道症候群(鼻腔狭窄 軟口蓋過長症 など) 気管虚脱
 皮膚疾患:アトピー性皮膚炎 間擦疹 パピローマウィルス関連性色素沈着病変 皮膚腫瘍
 泌尿器:腎異形成 シュウ酸カルシウム(尿石症)
 骨格筋神経疾患:椎間板ヘルニア 水頭症 パグ脳炎 骨軟骨形成不全
 内分泌:糖尿病

キャバリア

◆体格:小型
◆体重:8~14kg
◆体高:25~30cm

動き回る度合い  ★ ★ ★ ★
社交性      ★ ★ ★ ★ ★
しつけやすさ   ★ ★ ★
吠えやすさ    ★ ★ ★
攻撃性      ★
手入れ時間    ★ ★ ★

17世紀後半のイングランド国王チャールズ2世の愛玩犬に由来し、長年改良が続き平べったい顔つきへと変わっていきました。「キャバリア」とは中世の騎士のことで「誇り高い犬であれ」とういう願いが込められているようです。
人懐っこくて陽気、甘えたがりで常に一緒にいたがります。人の言葉をよく理解し、物覚えもよく、活発な犬種です。

 ○なりやすい病気
 循環器:僧房弁閉鎖不全症(慢性弁膜症) 大腿動脈閉塞 動脈管開存存症
 消化器:膵外分泌不全 膵炎
 眼疾患:白内障 角膜ジストロフィー 睫毛重生 眼瞼内反症 乾性角結膜炎(ドライアイ) 網膜異形成 多発性眼異常症
 呼吸器:短頭腫気道症候群(鼻腔狭窄 軟口蓋過長症 など)
 皮膚疾患:マラセチア性皮膚炎
 骨格筋神経疾患:膝蓋骨脱臼 側頭下顎関節異形成 咀嚼筋炎 特発性てんかん 椎間板ヘルニア 水頭症 
 内分泌:糖尿病
 その他:膿胞性子宮内膜増殖症―子宮蓄膿症複合症(子宮蓄膿症) 巨大血小板および血小板減少症 
     鼠径ヘルニア 陰嚢ヘルニア

マルチーズ

◆体格:超小型
◆体重:1.8~3.2kg
◆体高:18~25cm

動き回る度合い  ★ ★ ★
社交性      ★ ★ ★ ★
しつけやすさ   ★ ★ ★
吠えやすさ    ★ ★ ★ ★ ★
攻撃性      ★ ★ ★
手入れ時間    ★ ★ ★ ★

紀元前1500年頃、フェニキア人(現在のレバノンあたりに都市国家を築いていた海洋貿易を得意とする民族)によって、マルタ島に持ち込まれた犬で、愛玩犬としては最古の歴史を持ちます。
小さい犬種に多い、神経質な子はすくないです。社交的で活動的。よく吠える犬種なので、小さいときからしつけをしっかりしましょう。

○なりやすい病気
 循環器:僧房弁閉鎖不全症 動脈管開存症
 消化器:幽門狭窄(幽門洞肥厚症候群) 先天性門脈体循環シャント
 眼疾患:白内障 異所性睫毛 眼瞼内反症 乾性角結膜炎(ドライアイ) 色素性角膜炎 流涙症 汎進行性網膜萎縮(GPRA)緑内障
 呼吸器:短頭腫気道症候群(鼻腔狭窄 軟口蓋過長症 など) 気管虚脱
 皮膚疾患:マラセチア性皮膚炎 皮膚腫瘍
 骨格筋神経疾患:水頭症 先天性難聴 膝蓋骨脱臼
 その他:潜在精巣(陰睾) 不正咬合(アンダーショット)低血糖症

チワワ

◆体格:超小型
◆体重:0.8~3kg
◆体高:12~20cm

動き回る度合い  ★ ★ ★ ★ ★
社交性      ★ ★
しつけやすさ   ★ ★ ★
吠えやすさ    ★ ★ ★ ★
攻撃性      ★ ★ ★ ★
手入れ時間    ★ ★

1800年代に、チャイニーズ・クレステッド・ドッグとテチチという小型犬の血統をついで改良固定された犬であると言われていて、アップルヘッドと形容される独特な頭の形を持つ世界最小犬種です。
活発で活動的ですが、神経質な面もあり無駄吠えや噛み癖が出やすい犬種でもあります。そのため、小さいこらこらしっかりとしたしつけと社会化を行いましょう。

 ○なりやすい病気
 循環器:僧房弁閉鎖不全症 肺動脈弁狭窄
 眼疾患:角膜ジストロフィー 緑内障 乾性角結膜炎(ドライアイ) 色素性角膜炎 流涙症 水晶体脱臼 硝子体シレネシス
 呼吸器:気管虚脱
 皮膚疾患:アトピー性皮膚炎 パターン脱毛 マラセチア性皮膚炎 皮膚腫瘍
 骨格筋神経疾患:環軸亜脱臼 レッグ・カルベ・ペルテス病(大腿骨頭壊死症)水頭症 膝蓋骨脱臼
 その他:潜在精巣(陰睾) 不正咬合(アンダーショット)低血糖症

ボストンテリア

◆体格:小型
◆体重:6.0~11.3kg
◆体高:12~20cm

動き回る度合い  ★ ★ ★ ★ ★
社交性      ★ ★ ★
しつけやすさ   ★ ★ ★
吠えやすさ    ★ ★ ★
攻撃性      ★ ★
手入れ時間    ★ ★

1870年代に、イギリスのリバプールからアメリカのボストンへ、船で連れられた犬に始まります。いくつかの犬種との交配を重ね、現在の小型な体へとなりました。
人懐っこく元気な犬種ですが、縄張り意識は高い方です。小さいころからしっかりとしたしつけと社会化を行えば、とても良いパートナーとなるでしょう。

○好発疾患(犬種特異的な病気)
 消化器:幽門狭窄(幽門洞肥厚症候群) 先天性門脈体循環シャント
 眼疾患:白内障 角膜ジストロフィー 乾性角結膜炎(ドライアイ) 色素性角膜炎 チェリーアイ 緑内障
 呼吸器:短頭腫気道症候群(鼻腔狭窄 軟口蓋過長症 など) 気管虚脱
 皮膚疾患:アトピー性皮膚炎 毛包虫症 パターン脱毛 間擦疹 マラセチア性皮膚炎 皮膚腫瘍
 骨格筋神経疾患:膝蓋骨脱臼 会陰ヘルニア 仙尾椎形成不全 水頭症
 内分泌:副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
 腫瘍:皮膚組織球腫 非クロム親和性傍神経節腫 肥満細胞腫 黒色腫
 その他:潜在精巣(陰睾) 不正咬合(アンダーショット)低血糖症

ブルドック

◆体格:中型
◆体重:18~23kg
◆体高:30~38cm

動き回る度合い  ★
社交性      ★ ★ ★ ★
しつけやすさ   ★ ★
吠えやすさ    ★
攻撃性      ★ ★
手入れ時間    ★ ★

護衛犬として使われるマスティフと、野ねずみやモグラ狩りになど使われるテリアを交配したこの犬種は、1630年代に初めて分類され、もともとはイギリスでブルベインディングに使われていました。その後、交配を重ね温和で愛情深く、優しい性格になりました。

○なりやすい病気
 循環器:大動脈弁狭窄 肺動脈弁狭窄 心室中隔欠損
 消化器:幽門狭窄(幽門洞肥厚症候群)
 眼疾患:睫毛重生 異所性睫毛 眼瞼内反症 眼瞼外反症 乾性角結膜炎(ドライアイ) 大眼瞼裂 チェリーアイ
 呼吸器:短頭腫気道症候群(鼻腔狭窄 軟口蓋過長症 など) 気管定型性
 皮膚疾患:毛包形成異常 季節性側腹部脱毛症 毛包虫症 間擦疹 足底皮膚炎 マラセチア性皮膚炎
 骨格筋神経疾患:前十字靭帯断裂 股関節異形成 汎骨炎 膝蓋骨脱臼  
 内分泌:甲状腺機能低下症
 腫瘍:尾皮膚組織球腫 皮膚リンパ腫 リンパ腫 肥満細胞腫
 その他:異所性尿管 尿道脱 尿石症(シスチン・尿酸) 潜在精巣 膣過形成 膣脱 

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