こんにちは!
世田谷区等々力のけいこくの森動物病院・世田谷犬猫歯科です。
今回は折れた犬歯の治療を行った柴犬さんの紹介です。
症例
症例は1歳4か月の柴犬さん。
木をかじった際に犬歯が折れてしまったとのことで来院されました。
上顎の犬歯が折れています(歯の破折)。
さらには、折れた部分から歯の内部の神経や血管(歯髄)が露出してしまっています(露髄)。


治療
露髄してしまうと、その部分から細菌の感染が起こります。
そのまま放置すると、いずれは歯髄全体に感染が広がり悪ければ歯の根の周囲に膿が溜まってしまうこともあります。
感染部を除去する治療が必要ですが、選択肢としては歯ごと取り除く抜歯か、感染歯髄のみを取り除く歯内治療(抜髄根管治療)が選択されます。
抜歯は1度の麻酔処置で終えることができますが、抜いてしまった歯は元には戻りません。
歯内治療は歯を温存できる可能性がありますが、初回の麻酔治療を終えた後も定期的に麻酔下で歯科レントゲンの検査を行うなど、長期的な経過観察が必要です。
どちらを選択するかは破折の仕方、年齢や麻酔リスクなどを考慮しながらご家族と相談して決定します。
今回の柴犬さんはまだ若いことや歯を残したいというご家族の希望もあり、歯内治療を選択しました。
感染歯髄を専用の治療器具で丁寧に取り除いたうえで歯の根管内の徹底的に洗浄します。
その後、空洞になった根管内に細菌の住処を残さないよう詰め物をします。
最後に破折した面を樹脂材(コンポジットレジン)で覆うことで保護して初回の治療は完了です。

また半年後に麻酔下で歯科レントゲン検査などを起こない、治療がうまくいっているか経過を確認する予定です。
このように、折れた歯でも抜歯せず残すことができる治療もありますので、ご相談お待ちしております。
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東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
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