こんにちは!
世田谷区等々力のけいこくの森動物病院です🌳
「乳歯遺残」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
人と同じように、犬猫も乳歯から永久歯に歯が生え変わります。
本来、自然に抜けるはずの乳歯が残ることを乳歯遺残といいます。
乳歯遺残は犬で多いですが、猫でも起こることがあります。
今回は、不妊手術の際に乳歯が残っていたため、乳歯抜歯を行った猫ちゃんを紹介します。
猫の乳歯遺残について
乳歯遺残とは?
乳歯遺残とは、本来であれば自然に抜け落ちるはずの乳歯(子どもの歯)が抜けずに残り、その後ろや横から永久歯が生えてくる状態をいいます。
猫では犬ほど多くありませんが、見逃されやすい歯のトラブルのひとつです。
猫の歯の生え変わり
• 乳歯:生後2~6週頃に生える
• 永久歯:生後4~6か月頃に生えそろう
通常、永久歯が生えるタイミングで乳歯は自然に抜けますが、何らかの理由で乳歯が残ってしまうことがあります。
乳歯遺残の原因
• 乳歯の歯根がうまく吸収されない
• 顎や歯の成長バランスの問題
• 遺伝的要因
• 咬合(噛み合わせ)の異常 特に**犬歯**で起こりやすい傾向があります。
放置するとどうなる?
乳歯遺残を放置すると、次のような問題が起こることがあります。
• 永久歯の位置異常
• 歯と歯の間に汚れがたまりやすくなる
• 歯周病や口内炎のリスク増加
• 口臭、歯肉の赤みや腫れ
• 成猫になってからの慢性的な口腔トラブル 猫は口の痛みを隠すため、症状が進行するまで気づかれにくいのが特徴です。
診断
• 口腔内視診:乳歯と永久歯が並んで生えていないか確認
• 歯科レントゲン検査: 乳歯の歯根が残っていないか 、永久歯や周囲の骨への影響がないか を詳しく評価します
治療
治療は残っている乳歯の抜歯が基本となります。
• 全身麻酔下で安全に処置
• 永久歯や顎の骨を傷つけないよう、慎重に抜歯
症例
生後半年の女の子の猫ちゃんです🐱
不妊手術のために来院されました。
犬歯は問題なく永久歯に生え変わっていましたが、左右の下顎の乳歯が残っていました。
(画像の赤丸の部分が、永久歯と乳歯の両方が生えてしまっています。)
乳歯が残っている歯はほかの歯と比較して歯肉が赤くなっています。
このまま残してしまうとトラブルの原因になってしまいます。
そのため、不妊手術の後に乳歯抜歯を行いました。


手術後は問題なく、いつも通りの生活を送っています。
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