けいこくの森動物病院
TEL 03-3704-1014

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けいこくの森動物病院

よくある症状

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ワンちゃん・ネコちゃんは、言葉で私たちに訴えてくることはありません。しかしながら、体調を崩していると何かしらのサインを出していることがあります。ワンちゃん・ネコちゃんが安心して暮らしていくには、そうしたサインを察知してあげることが重要です。
ワンちゃん・ネコちゃんのよくある症状をまとめております。こうした症状がある場合は診察を受けることをおすすめいたします。

ワンちゃんによくある症状

下痢

下痢の犬の診察

ワンちゃんが下痢をした時は、感染症、アレルギー、食べ過ぎ、消化不良など様々な原因が考えられます。感染症であれば動物病院で適切な治療を受ける必要があり、食べ物が原因であれば種類を変えたり量を調整したりして改善を図ります。まずは適切な診断を受けることが重要ですので、「そのうち治るだろう」と思わずに、早めにご相談にいらしてください。
この症状で受診の際は、便をお持ちください。

嘔吐

嘔吐の犬の診察

正確には、食べ物を飲み込んで消化する前に吐く「吐き出し」とある程度消化されたものを吐く「嘔吐」があり、まずはワンちゃんが吐いたものをよく観察することが重要です。嘔吐の原因のほとんどは、食べ物が腐敗していた、刺激のあるものを食べた、食べ過ぎた、といった内容ですので、最近食べたものをよく思い出してみましょう。もちろん、病気が原因で吐くこともありますので、ご自身で判断せずに「最近食べたもの」「嘔吐物の様子」などをメモしてお持ちください。可能であれば、嘔吐物をお持ちいただくと、より正確な診断が可能になります。

皮膚の病気

診断中の犬

ワンちゃんの病気の中でも、皮膚病はとても罹患率が高い病気です。
人間と比べてワンちゃんの皮膚は強そうに思われがちですが、実は皮膚の表面は人間の1/3~1/5の厚さしかありません。そのため皮膚炎を起こしやすく、治りにくいといった特性を持っています。
皮膚疾患の中でも最も多いのは、膿皮症と呼ばれるボツボツが体にできる皮膚病です。膿皮症は単純に細菌が感染したものと、アトピー・アレルギーや腫瘍・内分泌(ホルモン)疾患などにより皮膚の構造異常や免疫低下が根底にあり、二次的に感染し発症する場合があります。
よくおこる皮膚病でも、その原因は他の病気の可能性があります。早期発見・早期治療で、治療期間の短縮・ワンちゃんのストレス軽減にもなりますので、皮膚のトラブルがございましたら早めにご相談ください。

歩きづらそうにしている、触らせてくれない

三匹の犬

ワンちゃんも人間と同じように椎間板ヘルニアになることがあります。軽度でも歩き方が不自然になり、スキンシップも嫌がるようになります。そして、重症になると立ち上がる、歩く、排便する、排尿するといったことも困難になってしまいます。当然、激しい痛みが発生しますが、ワンちゃんはそれを自分で訴えることはできませんので飼い主様がちょっとした異変に気付いて、動物病院へ連れて来ることが重要です。特にダックスフンド、ミニチュアダックス、ビーグル、プードル、パグなどは発症しやすいため、注意が必要です。治療方法も人間と同じく、軽度であれば内科的療法で様子を見ていくことになりますが、重症になると外科手術が必要です。

ネコちゃんによくある症状

オシッコのトラブル

診察中の猫

ネコちゃんは、腎臓や膀胱のトラブルが多く、以下のような症状がよく見られます。

  • オシッコの回数や量が増えた。
  • トイレには行くがオシッコが出ていないようだ。
  • オシッコの色が濃くなった。
  • オシッコに血が混じっている。
  • オシッコをする時に声を出すようになった。
  • トイレではない場所でオシッコをしてしまう。

これらの症状がある場合でも、早期に適切な治療を受ければ大事に至るのは防げることがほとんどです。一方で、特にオシッコが出なくなった場合などは緊急の処置をしなければ命に関わることもあるため、すぐに連れて来てください。

元気がない、食欲が落ちた

抱かれている猫

普段と比べて明らかに元気がない場合は、病気の可能性もありますが、何かを誤飲した可能性もあります。ネコちゃんは、特に小さなオモチャ、紐、毛などを飲み込み、胃の中で消化できずに苦しくなってしまいます。場合によっては紐がお尻から出てくることもありますが、腸を傷付ける可能性があるため、無理に引っ張らずに、そのままご来院ください。

食欲はあるが痩せてきた

調子の悪そうな猫

高齢(10歳程度以上)の猫は、甲状腺機能亢進症(人間ではバセドウ病にあたります)というホルモンバランスが崩れる病気に罹りやすくなります。
症状は「年齢の割にはすごく元気がある」「食欲があるのに痩せてきた」「夜鳴をよくする」「嘔吐・下痢」「水をよく飲む」など、一見病気には思えない症状もみられます。しかし、徐々に病気が進行し、血圧が上がるため心臓病や腎臓病を併発することも多い病気で、最終的には元気・食欲が低下します。10歳を超えたネコちゃんは、定期的なホルモン検査をおすすめいたします。

嘔吐

寝転がる猫

ネコちゃんは、人間に比べ非常に吐きやすい動物です。
吐く原因となりうる病気も多岐にわたり、通常6歳未満のネコちゃんでは食事によるものや胃炎・腸炎などが多い傾向にありますが、8歳を過ぎてくると腎臓病や甲状腺機能亢進症(ホルモンの病気)などの病気が多くなってきます。
もちろん毛玉を吐くだけの時もありますが、胃酸は強酸であり吐くことで食道炎を起こしたりもします。
よく見られる症状ですが、様子を見ていると急激に悪化する可能性もありますので、嘔吐が見られたときはできるだけ早くご相談ください。