2026/01/20
こんにちは!
世田谷区のけいこくの森動物病院です🌳
「最近、お散歩で歩くのがゆっくりになったな」 「階段の前で立ち止まるようになったかも…」
そんな愛犬の様子を見て、「もう年だから仕方ないね」と自分に言い聞かせてはいませんか?実はその変化、年齢のせいだけではなく、「変形性関節症(OA)」という痛みや炎症を伴う病気が隠れているかもしれません。
今回は、愛犬がいつまでも自分の足で元気に歩き続けられるよう、変形性関節症について詳しくお話しします。
変形性関節症ってどんな病気?
関節にある「軟骨」は、骨と骨がぶつからないようにクッションの役割を果たしています。この軟骨が加齢や負担によってすり減り、炎症を起こして関節の形が変わってしまうのが「変形性関節症」です。
残念ながら、一度変形した関節を完全に元通りに治すことはできません。しかし、「痛みを取り除き、進行をゆっくりにする」ことは可能です。早く気づいてケアを始めるほど、愛犬の「歩ける時間」を長く守ってあげられます。
傷めやすい部位
-
大型犬に多い: 股関節、肘(ひじ)関節
-
小型犬に多い: 膝(ひざ)関節
-
全般: 背骨の関節

こんなサイン、出ていませんか?
変形性関節症はゆっくり進行するため、毎日一緒にいると気づきにくいものです。以下の項目に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
-
立ち上がるのに時間がかかる、または「よいしょ」という感じがする
-
階段やソファへのジャンプをためらうようになった
-
お散歩の途中で座り込む、歩く距離が短くなった
-
足をかばうように、ぎこちなく歩く
-
寝ている時間が以前より増えた
-
体を触られるのを嫌がるようになった
これらは単なる「老化」ではなく、「関節が痛いよ」というサインかもしれません。
なぜ関節が悪くなってしまうの?
原因は一つではなく、いくつかの要素が重なり合っています。
-
加齢: 軟骨の再生力が落ち、クッションが薄くなります。
-
肥満: 体重が重い分だけ、関節への負担はダイレクトに増してしまいます。
-
遺伝: レトリーバー種などの大型犬は、もともと関節にトラブルを抱えやすい傾向があります。
-
ケガの経験: 過去の骨折や「前十字靭帯断裂」などが、のちの関節症を引き起こすことがあります。
-
生活環境: フローリングで滑る、激しいジャンプを繰り返すなどは関節の大敵です。
診断と治療:痛みをコントロールして笑顔を増やす
動物病院では、触診で関節の動きを確認したり、レントゲン検査で骨の状態を詳しく調べたりして診断します。
1. お薬とサプリメント
痛みや炎症を抑えるお薬で、まずは「動ける状態」を作ります。また、アンチノールなどのサプリメントやオメガ3脂肪酸を含む食事で、関節の健康をサポートします。
2. リハビリと手術
重症の場合や、原因となる疾患がある場合は、外科手術を検討することもあります。
お家で今日からできる「5つの工夫」
病院での治療と同じくらい大切なのが、日々の暮らしのケアです。
-
体重管理: 「少しダイエットするだけ」で、足への負担は劇的に減ります。
-
床の対策: フローリングにはマットやカーペットを敷き、滑らない工夫を。
-
段差を減らす: スロープやステップを設置し、無理なジャンプを防ぎましょう。
-
適度な運動: 痛がらない範囲で、ゆっくりとしたお散歩を継続し、筋肉を維持します。
-
食事の工夫: 関節ケア用の療法食を取り入れるのもおすすめです。
【関連記事はこちら】
東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。
けいこくの森動物病院 世田谷犬猫歯科
〒158-0082
東京都世田谷区等々力1-34-18
シュロス等々力1F
TEL:03-3704-1014
。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。


