2026/02/11
こんにちは!
世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳
今回は意外と身近に存在している【 マダニ 】について、お話いたします。
マダニってどんな虫?
マダニは、家の中で見かける「コナダニ」や「ツメダニ」とは別物です。吸血前でも数ミリ、血を吸うと1センチ近くまで膨らむこともある、比較的大きなダニの仲間です。
彼らは公園の植え込み、河川敷、あるいは道端のちょっとした雑草の上で、動物たちが通りかかるのをじっと待っています。ワンちゃんやネコちゃんが通りかかった瞬間に、スッと体に飛び移るのです。
「ただ血を吸われるだけ」では済まない怖さ
「血を吸われるくらいなら、少しかゆいだけでしょ?」と思われるかもしれません。でも、本当に怖いのはその先にある「感染症」です。
マダニは吸血する際、自分の唾液と一緒に恐ろしい病原体を体の中に流し込みます。
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バベシア症(主に犬)赤血球が破壊され、ひどい貧血や黄疸を引き起こします。命に関わることも多い、非常に怖い病気です。
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ヘモプラズマ症(主に猫)こちらも貧血を引き起こす原因となります。元気がなくなり、食欲が落ちてしまうのが特徴です。
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SFTS(重症熱性血小板減少症候群)最近ニュースでも耳にすることが増えたかもしれません。これは「人にもうつる」病気です。マダニに噛まれた動物を介して飼い主様が感染し、最悪の場合亡くなってしまうケースも報告されています。
もし見つけても、絶対に「手で引き抜かない」で!
お家でのブラッシング中、「あれ?何か黒いイボみたいなのが付いている…」と気づくことがあるかもしれません。でも、絶対に指でぷちっと引き抜こうとしないでください。
マダニは口器を皮膚に深く突き刺して固定しています。無理に引っ張ると、体だけがちぎれて口の部分だけが皮膚の中に残ってしまい、化膿や炎症の原因になります。また、潰すことでマダニの中の病原体が逆流し、感染のリスクが高まることもあります。

予防は「愛犬・愛猫」と「あなた」を守ること
マダニから家族を守る一番の方法は、「予防薬」です。
今は、首筋に垂らすスポットタイプだけでなく、おやつ感覚で食べられる美味しいチュアブルタイプも人気です。「薬を飲ませるのは大変…」という子でも、喜んで食べてくれることが多いです。
予防薬のメリットは主に2つです。
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吸血されても、病気がうつる前に駆除できる。
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お家にマダニを持ち込むリスクを減らせる。
お散歩から帰ったあと、玄関に入る前に体をブラッシングしたり、足元をチェックしたりする習慣もとても素敵です。そこに「お薬のバリア」をプラスしてあげることで、安心感はぐっと高まります。
マダニは1年中活動していますが、特に春から秋にかけては活動が活発になります。 「今日はお天気がいいから、あそこの公園まで足を伸ばしてみようか!」 そんな楽しいお散歩の思い出が、悲しい病気のきっかけにならないように、今一度予防について考えてみませんか?
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