急におしっこがでない⁉尿道閉塞のサインと早めの対応が大切です

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こんにちは!

世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳

今回はわんちゃん・ねこちゃんの尿道閉塞についてご紹介します。

 

犬猫の尿道閉塞とは?

犬や猫に起こる「尿道閉塞(にょうどうへいそく)」は、尿道というおしっこを体の外へ運ぶ通り道が何らかの原因で詰まってしまう状態です。おしっこが出せなくなってしまうため、とても危険で、早急な治療が必要になります。特に猫のオスで多く見られ、冬場やストレスが多い時期に発症しやすい傾向があります。

原因

尿道が詰まってしまう理由はいくつかあります。代表的なのは以下の通りです。

  • 結晶や結石がつまる
     ストルバイトやシュウ酸カルシウムといった結晶・石が尿道に引っかかってしまうケースです。
  • 炎症による粘液や血栓
     膀胱炎などで粘り気のある物質が増え、出口をふさいでしまうことがあります。
  • 腫瘍や先天的な構造の異常
     比較的少ないですが、腫れや腫瘍が原因になることもあります。

特に猫は尿道が細く長いため、わずかな結晶でも詰まりやすい構造です。

症状

最初のサインを見逃さないことがとても大切です。

  • トイレに何度も行くが、おしっこが出ていない
  • 排尿姿勢を長く続ける
  • 苦しそうに鳴く、怒りっぽくなる
  • 陰部をしきりに舐める
  • 嘔吐や元気消失
  • お腹を触ると痛がる
  • ぐったりする

おしっこがまったく出なくなると、体に毒素がたまり、半日~1日程度で命の危険につながることもあります。

治療

尿道閉塞が疑われる場合、まずはおしっこを出してあげる処置を行います。

  • カテーテル(細い管)で尿道のつまりを解除する
  • 点滴で水分を補い、腎臓への負担を軽減
  • 痛み止めや炎症を抑える薬の使用
  • 結晶の種類に応じた食事療法の開始

閉塞を繰り返す猫ちゃんには、状況によって手術を検討する場合もあります。

予防

尿道閉塞は、日頃のケアで予防できる部分も多い病気です。

  • 水をしっかり飲ませる工夫(ウェットフードや自動給水器の活用)
  • トイレを清潔に保ち、数を増やす(多頭飼いでは特に重要)
  • ストレスを溜めない環境づくり
  • 尿検査を定期的に行い、結晶の有無をチェック

特に一度閉塞を起こした子は再発しやすいので、生活環境と食事管理がとても大切です。

 

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けいこくの森動物病院  世田谷犬猫歯科

〒158-0082

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シュロス等々力1F

TEL:03-3704-1014

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