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ジアルジア症にご注意を!/子犬の寄生虫症

こんにちは。獣医師の日塔です。

今回は特に子犬さん🐶で注意したい感染症である、ジアルジア症について紹介します。

はじめに、ジアルジア症とは主に消化管内に寄生するジアルジア(Giardia intestinalis)という寄生虫による感染症です。

顕微鏡(400倍)でもこの大きさ‼️とても小さいことがわかります。

ジアルジアは主に小腸の細胞に感染し、軟便や下痢、粘液便の原因となります。

これらの症状を示すのは、ほとんど免疫力の低い子犬さんです。

実際には不顕性感染が多いのですが、下痢によって栄養状態が低下し、発育不良や、他の寄生虫との混合感染で稀に重症化することがあるので注意が必要です。

診断は、主にうんちに含まれるジアルジア原虫を顕微鏡で観察することで行います。

しかし目視のみの検査では、これだけ小さい寄生虫は検出できない可能性があります。

そこで当院ではジアルジア抗原検査キットを導入しています。

検査キットを使用することで96%以上の検出感度を示すと言われています❗️

これによって、より正確なジアルジア症の診断が可能になります❗️

写真のように青丸が二つ出てくると陽性となります。

この症例は、見た目は良いうんちでしたが、検査をしてみると陽性でした‼️

ジアルジアは動物のうんちが感染源になります。

そのため、多数の動物が飼育されているペットショップやブリーダーの犬舎、動物の保護施設などで集団発生している場合が多いです。当院で検査したワンちゃんのうち、約70%でジアルジアが陽性となっています。

特に、新しくワンちゃん🐶をご家族に迎えられた飼い主様は、通常の糞便検査に加え、ジアルジア検査を行われることをお勧めします。

 

※検査にはウンチを持ってきていただく必要があります。なるべく新しいうんちをお持ちください。

※当院では院内感染を防止する為、検査に使用した器具等は必ず熱湯消毒を実施しています。