【歯科・外科症例】歯が足りない?「埋伏歯」と短頭種の呼吸ケア

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こんにちは!

世田谷区等々力のけいこくの森動物病院です🌳

一見「歯が足りないだけ」に見える状態が、実は「埋伏歯」という放っておくと危険なサインかもしれません。

今回は1歳6ヵ月で埋伏歯の抜歯と短頭種気道症候群の改善のために軟口蓋切除および鼻孔拡張を行ったボストンテリアさんを紹介します。

詳細は歯科ホームページに載っていますので、下記リンクからぜひご確認ください!

「うちの子、歯が足りない?」と思ったら

わんちゃんの永久歯は、正常であれば全部で 42本 あります。

もしこれより少ない場合、単に「もともと生えていない(欠歯)」だけではなく、**「歯が顎の骨に埋まったまま(埋伏歯)」**の可能性があります。

埋伏歯(まいふくし)のリスク

放置すると、歯の周りに「含歯性嚢胞(がんしせいのうほう)」という袋状の病変ができ、顎の骨を溶かしてしまう重大なトラブルに繋がります。

早期発見の鍵

外見ではもともと生えていないのか、歯が埋まっているのか判断できません。歯科用レントゲンによる正確な診断が不可欠です。

 

今回の症例:1歳6ヶ月のボストンテリアちゃん

呼吸のしづらさの相談で来院されましたが、お口のチェックで下顎の5番目の歯が左右とも生えていないことが判明しました。

処置の内容

体への負担を考え、呼吸を楽にするための「軟口蓋切除・外鼻孔拡張手術」と同時に、埋伏歯のレントゲン検査および抜歯処置を行いました。

結果

 レントゲンにより、やはり歯が骨の中に埋まっていることが確認されました。

将来の嚢胞形成を防ぐために抜歯を行いました。

短頭種(パグ、フレブル等)に多い呼吸トラブル

ボストンテリアやパグなどの「短頭種」は、呼吸を妨げる「軟口蓋過長(肥厚)」や「外鼻孔狭窄(鼻の穴が狭い)」を抱えていることが多いです。

手術のメリット

空気の通り道が劇的に広がることで、呼吸がしやすくなります。

これにより熱中症リスクも低減します。

また食事や睡眠の改善にもつながります。

Before/After

 処置後は呼吸の音が静かになり、わんちゃんの生活の質(QOL)が大きく向上します。

 

まとめ

短頭種では埋まっている歯がよく見られるため、顎の骨が壊される前に発見し対処することが重要です。

歯が足りない際に、その歯が埋まっているのか、もともと無いのか外からの見た目ではわからず診断には歯科レントゲンが必要です。

また、短頭種気道症候群は短頭種のわんちゃんの呼吸に大きく影響する病気です。

早期の手術がわんちゃんの長期的な健康に大きく寄与します。

気になることがありましたらご相談ください。

 

【関連する記事はこちら】

下顎の埋伏歯の抜歯を行ったワンちゃん

埋伏歯による含歯性嚢胞の症例

〈症例紹介〉軟口蓋切除・外鼻孔拡張術を実施した症例 短頭種

 

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