割れた歯をあきらめないで!抜髄根管治療で守る大切な歯

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こんにちは!

世田谷区等々力のけいこくの森動物病院です🌳

今回は折れて神経が露出した歯を抜髄根管治療で治療したわんちゃんを紹介します。

「硬いおもちゃを噛んでいたら歯が割れた」

今回来院されたわんちゃんは、上の大きな奥歯(第四前臼歯)が割れ、内部の神経や血管(歯髄)が露出している状態でした。

主な症状

露出した神経への直接的な刺激による激しい痛み。

放置するリスク

神経から細菌が入り込み、歯の根元に膿が溜まる「根尖周囲病巣」を引き起こします。最悪の場合、頬に穴が開いたり、鼻炎を併発したりすることもあります。

なぜ「抜髄根管治療」を選んだのか

神経が出ている場合、「抜歯」も選択肢の1つでした。

しかし、当院では飼い主様のご希望に寄り添い、「抜髄根管治療(ばつずいこんかんちりょう)」によって歯を温存する道を選びました。

この治療のメリット

  • 自分の歯をそのまま残せるため、噛み合わせが変わらない。

  • 抜歯による顎の骨への影響を最小限に抑えられる。

実際の治療ステップ

精密な処置が求められるため、以下の手順で丁寧に治療を行いました。

  1. 歯髄の除去: 特殊な器具(ファイル)を使い、感染の恐れがある神経と血管を完全に取り除きます。

  2. 管内の洗浄・消毒: 歯の内部(根管)を徹底的に洗浄し、無菌状態に近づけます。

  3. 根管充填(密閉): 細菌が再び入り込まないよう、専用の詰め物で隙間なく密閉します。

  4. 歯冠修復: 最後に歯科用レジンなどで歯の形をきれいに整え、元の形に復元します。

獣医師からのアドバイス:予防と早期発見

犬の歯の破折で最も多い原因は、「良かれと思って与えている硬いもの」です。

  • NG習慣: ヒヅメ、鹿の角、ヒマラヤチーズ、硬すぎる骨。

  • 見逃さないサイン: 片側だけで噛む、食べ物をポロポロ落とす、口を触ろうとすると怒る。

歯が折れてしまっても、今回のように根管治療で温存できる場合があります。

気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

【関連する記事はこちら】

折れた歯を残すために抜髄根管治療を行ったわんちゃん

歯の神経が出ているかも…⁉複雑歯冠破折について解説

 

東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。

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けいこくの森動物病院  世田谷犬猫歯科

〒158-0082

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シュロス等々力1F

TEL:03-3704-1014

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