けいこくの森動物病院
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子犬・子猫にごはんを与えたらくしゃみをする?口蓋裂とは

こんにちは!

世田谷区等々力、けいこくの森動物病院です。

今回は、「口蓋裂」と呼ばれる先天的な奇形についての紹介です。口蓋裂は、犬や猫で見られる一般的な先天性異常の1つであり、治療が必要になる場合があります。

口蓋裂とは?

口蓋裂は、赤ちゃんが生まれるときに口や口蓋(上あごの天井)の一部が正しく閉じない場合に起こります。これにより、上の唇や鼻の間や口腔内の天井に穴や割れ目ができます。この状態は、犬や猫だけでなく、人間にも見られる先天性異常です。

口蓋裂の原因は?

口蓋裂の原因は複雑で、はっきりとした原因は不明なことが多いですが、遺伝的要因や環境要因が関与しているとされます。遺伝的要因は特に重要であり、親が口蓋裂を持っている場合、子どもにも遺伝する可能性が高くなります。犬は猫に比べて発生率が高いといわれています。様々な犬種で報告されていますが、短頭種での発生が特に多いようです。猫ではアビシニアン、シャム猫などの発生率が高いとされています。また、妊娠中の母親が毒物を摂取したり、栄養不良だったりすると、口蓋裂のリスクが増加することが知られています。

口蓋裂が動物に与える影響

犬や猫の口蓋裂は、鼻や口の正常な発達を妨げる可能性があります。口唇や鼻孔のみの裂開であれば、見た目だけの問題で済みますが、口腔内の天井(硬口蓋や軟口蓋)にまで裂開が及ぶ場合、食事や飲水が難しくなるだけでなく、口にした液体や食べ物が鼻へ流れ込み、くしゃみや鼻水、嘔吐、誤嚥による肺炎などの感染症のリスクも高まります。

口蓋裂の治療

一般的に口蓋裂は手術が必要となります。手術は通常、動物が十分な成長を遂げた後に行われますが、具体的な時期は個々の状況に応じて異なります。手術の目的は、口や鼻の正常な形態と機能を回復し、動物の生活の質を向上させることです。

先天性疾患のため、生後すぐから異常は見られますが、一般的な手術時期は麻酔リスクが低下する8〜12週齢といわれています。

口蓋裂の予防

口蓋裂は遺伝的要因が強いため、予防が難しい病気です。妊娠中の母親には、適切な栄養を与え、毒物に触れないよう環境に気をつかうことが重要です。

まとめ

口蓋裂は犬や猫にとって重大な健康上の問題ですが、適切な治療とケアによって管理することができます。早期に発見し、適切な時期に手術を選択することで良好な生活を送ることができるようになります。また、遺伝的要因や環境要因に関する正しい知識を持つことで、口蓋裂の発生を最小限に抑えましょう。犬や猫の口蓋裂について気になることがあれば、動物病院での相談をお待ちしております。

 

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