けいこくの森動物病院
TEL 03-3704-1014

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けいこくの森動物病院

犬猫の巨大食道症について

こんにちは!世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です。

今回は、犬猫の巨大食道症についてご紹介します。

 

◉犬猫の巨大食道症とは?

犬猫の巨大食道症は、食道が異常に拡張し、食道の運動が低下するために食べ物を胃に送り込めなくなり、食べたものを食べた後すぐ吐くといった症状を引き起こす疾患です。食道は食べ物を口から胃へと運ぶ重要な器官であり、通常は適切に収縮して食物を消化器官に送ります。しかし、巨大食道症では、この食道が異常に広がり、正常な機能を果たせなくなります。

 

◉症状

巨大食道症の症状は、犬猫の個体によって異なりますが、次のようなものがよく見られます。

  1. 吐出: 食道が拡張されると、食べ物や水が吐出の原因となることがあります。食べたものが胃にいく前に吐いてしまいます。
  2. 誤嚥: 食道に食べ物が停滞することで誤嚥を起こすリスクが高まり、肺炎を併発することがあります。
  3. 食欲不振: 食べることが少なくなり、体重減少の原因となります。
  4. 体重減少: 食べることが困難になるため、体重が減少することがあります。

これらの症状が見られた場合、お早めに動物病院での診断を受けることが重要です。

 

◉原因

巨大食道症の原因はいくつか考えられますが、主な要因は以下の通りです。

  1. 先天性: 生まれつき食道周辺の筋肉や神経に何らかの異常があることが原因で発症する場合があります。
  2. 後天性: 異物の誤飲や外傷によって食道が損傷され、それが拡張を引き起こすことがあります。
  3. 神経性: 食道の神経が異常な信号を送ることによって、拡張が引き起こされる場合があります。
  4. 内分泌疾患:甲状腺機能や副腎皮質機能の異常で発症することがあります。

 

◉治療

巨大食道症の治療法には以下のようなものがあります。

  1. 栄養管理: 特別な食事療法が必要な場合があります。食事の形状や与える時間なども重要です。
  2. 薬物療法: 内分泌疾患がある場合、その治療が必要です。

 

◉予防

巨大食道症は、発症の原因が不明なことが多く、治療が難しい疾患です。

早期発見・早期治療が大切ですので、動物病院で定期的な検診をお勧めします。

  1. 誤嚥の防止: 犬猫が異物を誤って飲み込まないように、注意しましょう。
  2. 食事管理: 食事を与える際には、適切な量と形状を考慮し、急いで食べないように十分な時間を与えましょう。

 

◉まとめ

巨大食道症は犬猫にとって深刻な疾患であり、早期発見と適切な治療が重要です。犬猫の健康管理においては、定期的な健康チェックと注意深い観察が必要です。もし症状が見られた場合は、すぐ動物病院に相談しましょう。

 

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