散歩中に何かに噛まれた…!?ヘビの咬傷について

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こんにちは!世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳

 

 

犬・猫がヘビに噛まれたら!すぐに動物病院へ — 命を守るためにできること

意外と身近な「ヘビの咬傷」

ヘビに噛まれるなんて滅多にない」と思っていませんか?

実は春〜秋の暖かい時期、散歩中の犬や、外に出る猫がヘビに咬まれる事故は珍しくありません。

草むら・田んぼ・川沿い・庭先など、ヘビは思わぬ場所に潜んでいます。

咬まれた直後は小さな傷に見えても、数時間後に腫れや痛みが急激に悪化し、命に関わることもあります。

 

 

日本に多い危険なヘビ

日本で被害にあう可能性があるのは次の3種類です。

ヘビの種類

特徴

危険性

🐍マムシ

茶色のまだら模様、小型で攻撃的

出血や壊死を起こす強い

🐍ヤマカガシ

黄色とオレンジの模様、見た目はおとなしい

出血毒があり、重症例も

🐍ハブ(主に沖縄地方)

大型で動きが速い

強い毒性で全身症状を起こす

いずれも見た目で「毒がある・ない」は判断できません。

もし咬まれたら、「どんなヘビか」よりもすぐに動物病院へ向かうことが大切です!

 

 

咬まれたときに起こること

咬まれた部位は、数分〜数時間で

  • 腫れる
  • 赤くなる
  • 痛みが強くなる

さらに、毒が体に回ると

  • 元気がなくなる
  • 呼吸が速くなる
  • 嘔吐震えぐったりする

などの全身症状が現れます。

症状が軽く見えても、体の中では毒が進行していることがあります。

 

 

自宅でやってはいけないこと

🚫 傷口を切る吸い出す

🚫 強く縛る(血流が止まり壊死する危険)

🚫 民間療法を試す

これらはすべて悪化の原因になります。

自宅でできること

  • 犬・猫をできるだけ動かさない
  • 傷を洗わず、そのまま静かにタオルで包む
  • すぐに病院へ電話して指示を仰ぐ

この3つだけで十分です。

 

 

動物病院での治療内容

噛まれたおそれのある場合、以下の処置を行うことがあります

  1. 身体検査状態チェック(体温・心拍・咬まれた部位の確認)
  2. 血液検査エコー検査(毒の影響を確認)
  3. 点滴痛み止めで体の安定化
  4. 感染予防の抗生剤投与・創傷ケア

重症度によっては入院し、腎臓や呼吸のモニタリングも行います。

早ければ数日で回復する例も多いですが、対応が遅れると命に関わることがあります。

 

 

受診のタイミング

次のようなときは、「念のため」でもすぐ来院を。

  • 草むらや外で急に「キャン!」と鳴いた
  • 顔や足が急に腫れている
  • 歩き方がおかしいぐったりしている
  • 咬まれた瞬間を見た・ヘビを見かけた

時間が経つほど毒は体に回ります。

1分でも早い受診が、予後を大きく左右します。

 

 

飼い主さんができる予防法

  • 草むらに入らせない
  • 早朝の散歩を避ける
  • や外構の草を短く保つ
  • 田舎や山沿いではリードを短く持つ
  • ヘビを見ても近づかせない

特に春〜秋は要注意。

うちの子は大丈夫」と思わず、散歩コースの見直しをおすすめします。

 

 

まとめ:迷ったらすぐ相談を!

ヘビ咬傷事故は、「時間との勝負」です。

ほんの数時間の遅れで、助けられた命を失うこともあります。

外で急に様子が変わったら、

まさかヘビ?」と疑い、すぐにご相談ください!

 

 

 

 

東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。


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けいこくの森動物病院  世田谷犬猫歯科

〒158-0082

東京都世田谷区等々力1-34-18

シュロス等々力1F

TEL:03-3704-1014

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