けいこくの森動物病院
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ねこちゃんのひも状異物の誤食

皆さんこんにちは、獣医師の山本です。
最近は日中暖かいですね!まだ2月なのに春の陽気?
朝晩はまだ冷えますので、服装に困ってしまいます?
花粉も早くも飛んでいるようで、花粉症ではある自分はつらいです…

今回はねこちゃんでよくあるひもの誤食についてです。そういう子が来院されましたのでご紹介します。
ひもと言えば、ねこちゃんの大好物ですね!
うちのねこたちもかなりじゃれます!


↑うちのねこのもんじろう君です。このおもちゃが大好きです。

遊ぶのはいいのですが、置いておくと大変!飲み込んでしまうことがあります。
飲み込んでしまったひもは、腸に絡まることがよくあります。
腸に絡まりますと胃腸の運動が止まってしまいますので、食欲不振、頻回嘔吐、下痢などの症状が見られます。
発見が遅れますと、絡まった腸で壊死が起こり、最悪の場合腸に穴が開くことがあります。
どちらにしても治療のためには開腹手術になることが多いです。

今回のねこちゃんも頻回嘔吐の症状が見られ受診されました。
十分気を付けていたそうですが、ゴミをまとめた袋を漁ってしまい、そのあとから嘔吐が見られるようになりました。
何を食べたのかはわからないとのことでした。

レントゲン検査やエコー検査にて、ひも状の異物により腸閉塞を起こしている可能性が高いと判断しました。


↑の赤丸のところが怪しい部分です。腸が絡まっていることが考えられます。


↑ エコー検査で確認すると、腸が絡まっているところの中央に白い筋のようなものが確認できました。
 ひも状の異物と考えられます。

状況を説明し、早めに手術をしたほうがいいとお伝えしたところ、同意を得られましたので当日手術を行いました。
生々しいので手術時の写真は載せませんが、結果として口の中で引っ掛かり、端は小腸の奥の方まで続いていました。
すべてのひもを取り除き、腸の状態は戻りました。
ひもは口に引っ掛かっていることもあるため、口を気にしていたり、くちゃくちゃする仕草がある場合は、口の中をよく観察することが重要です。


↑舌の裏に糸が食い込んでいました。

思わぬものを誤食してしまうこともありますが、大半は私たち飼い主が防ぐことができることが多いです。
十分気を付けてあげましょう。

獣医師 山本

東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。


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