2025/06/19
こんにちは!
世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳
今回は不正咬合についてお話します。
乳歯の生え変わる時期など、お口の中をチェックしてみましょう!
不正咬合とは
不正咬合とは、歯のかみ合わせが正常ではない状態のことです。
どんな状態?
本来、上の歯と下の歯はきちんと噛み合うように並びますが、不正咬合になると
-
前歯が合わない(上の歯が出すぎている、逆に下の歯が前にあるなど)
-
犬歯が歯茎や他の歯に当たってしまう
-
歯並びがガタガタ
-
顎の大きさのバランスが悪い
原因は?
若齢期の不正咬合は主に次のような原因があります
-
遺伝(生まれつき)
親からの遺伝で、顎の形や歯の生え方に問題があることがあります。 -
乳歯遺残(にゅうしいざん)
乳歯が抜けずに残っていると、永久歯の位置がズレて不正咬合になることがあります。 -
顎の成長のアンバランス
成長期に下顎や上顎のどちらかだけが大きくなりすぎたり、小さすぎたりすると咬み合わせが合わなくなります。
症状や影響
症状
不正咬合は症状を示さないことが多いですが、
口腔内に外傷がある場合は出血を伴ったり、痛みや歯周疾患、外傷性歯髄炎に繋がることがあります。
顎の長さが正常であっても1つまたは複数の歯が歯列から外れる場合もあります。
どんな影響があるの?
-
食べにくい、噛みにくい
-
歯や歯ぐきに傷がつく(痛み、炎症、口内炎)
-
顎の発育に影響が出る
-
将来的に歯周病になりやすくなる
診断と治療
診断
まずは目で見て、歯の状態を確認します。その後治療法などを決定する際にレントゲンを撮影します。
治療
① 治療しない(単に外見上だけであれば)
② 悪影響を及ぼしている歯を抜歯する
③ 矯正器具で歯列矯正を行う
④ 歯冠切除と生活歯髄治療を行う
歯列矯正が必要である場合、遺伝的要因であることの説明も必要である。
まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
対象 | 子犬・子猫などの若い動物 |
問題 | 歯や顎の噛み合わせが悪い |
原因 | 遺伝、乳歯遺残、成長バランスなど |
影響 | 食事のしづらさや口内トラブル |
対処法 | 早期診断と適切な処置 |
東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。
けいこくの森動物病院 世田谷犬猫歯科
〒158-0082
東京都世田谷区等々力1-34-18
シュロス等々力1F
TEL:03-3704-1014
。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。