2025/06/05
こんにちは!
けいこくの森動物病院です🌳
「最近、うちの子のお腹が膨らんでる?」
「便に白い糸みたいなものが見えた!」
こんな症状は回虫症かもしれません。
今回は、犬と猫の回虫症についてご説明します。
回虫症ってどんな病気?
**回虫症(かいちゅうしょう)**は、犬や猫のお腹に寄生する「回虫」という寄生虫が原因の感染症です。
回虫は白くて細長い虫で、成虫は数cm~20cmほどになることもあります。
主に小腸に寄生し、栄養を奪ったり、腸を刺激したりするため、様々な症状を引き起こします。
どんな犬・猫がかかるの?
回虫症は、子犬・子猫に多い病気です。
母犬や母猫から胎盤や母乳を通じて感染することもあり、若い時期に症状が出ることが多いです。
また、成犬・成猫でも、回虫卵を食べてしまうことで感染します。
主な症状は?
症状は年齢や寄生の程度によって違いますが、以下のようなものがあります。
お腹が膨らむ(ぽっこりお腹)
体重が増えない(成長不良)
下痢や嘔吐
便に白いひものような虫が混じる
元気や食欲が落ちる
子犬・子猫では、寄生虫の数が多いと命に関わる場合もあります。
特に元気がなくなったり、下痢・嘔吐が続く場合は早めに診察を受けましょう。
どうやって感染するの?
回虫卵は、感染した犬・猫の便の中に出てきます。
回虫卵は土や水、食べ物に付着し、口から体内に入って感染します。
また、母犬・母猫からの母乳や胎盤感染による子犬・子猫への感染も多いです。
診断・検査
動物病院では、便の検査を行い、回虫の卵や虫体の有無を確認します。
便検査だけでなく、症状や年齢、生活環境を踏まえて診断することが大切です。
治療はどうするの?
回虫症は、**駆虫薬(虫下し)**で治療します。
数回の投薬が必要になる場合があり、獣医師の指示に従ってしっかり駆虫することが大切です。
また、駆虫後も再感染防止のための環境整備が重要です。
予防のポイント
回虫症の予防には、定期的な駆虫と環境管理が欠かせません。
子犬・子猫は、2週齢~数か月齢まで定期的に駆虫を行う
成犬・成猫も、年に数回の駆虫を習慣にする
便はすぐに片付け、清潔な環境を維持する
外で拾い食いをさせないようにする
これらを守ることで、回虫の感染を減らし、愛犬・愛猫の健康を守ることができます。
まとめ
回虫症は、犬や猫にとって不快で危険な寄生虫病です。
特に子犬・子猫の頃は、放置すると重篤化することもあるため注意が必要です。
もし気になる症状(お腹の張り、便に白い虫、下痢・嘔吐など)があれば、早めに動物病院にお越しください。
東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
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