便の中に白い虫がいる……もしかして回虫症⁉

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こんにちは!

けいこくの森動物病院です🌳

「最近、うちの子のお腹が膨らんでる?」

「便に白い糸みたいなものが見えた!」

こんな症状は回虫症かもしれません。

今回は、犬と猫の回虫症についてご説明します。

 

 回虫症ってどんな病気?

**回虫症(かいちゅうしょう)**は、犬や猫のお腹に寄生する「回虫」という寄生虫が原因の感染症です。

回虫は白くて細長い虫で、成虫は数cm~20cmほどになることもあります。

主に小腸に寄生し、栄養を奪ったり、腸を刺激したりするため、様々な症状を引き起こします。

 

どんな犬・猫がかかるの?

回虫症は、子犬・子猫に多い病気です。

母犬や母猫から胎盤や母乳を通じて感染することもあり、若い時期に症状が出ることが多いです。

また、成犬・成猫でも、回虫卵を食べてしまうことで感染します。

 

主な症状は?

症状は年齢や寄生の程度によって違いますが、以下のようなものがあります。

お腹が膨らむ(ぽっこりお腹)

体重が増えない(成長不良)

下痢や嘔吐

便に白いひものような虫が混じる

元気や食欲が落ちる

子犬・子猫では、寄生虫の数が多いと命に関わる場合もあります。

特に元気がなくなったり、下痢・嘔吐が続く場合は早めに診察を受けましょう。

 

どうやって感染するの?

回虫卵は、感染した犬・猫の便の中に出てきます

回虫卵は土や水、食べ物に付着し、口から体内に入って感染します。

また、母犬・母猫からの母乳や胎盤感染による子犬・子猫への感染も多いです。

 

診断・検査

動物病院では、便の検査を行い、回虫の卵や虫体の有無を確認します。

便検査だけでなく、症状や年齢、生活環境を踏まえて診断することが大切です。

 

治療はどうするの?

回虫症は、**駆虫薬(虫下し)**で治療します。

数回の投薬が必要になる場合があり、獣医師の指示に従ってしっかり駆虫することが大切です。

また、駆虫後も再感染防止のための環境整備が重要です。

 

予防のポイント

回虫症の予防には、定期的な駆虫と環境管理が欠かせません。

子犬・子猫は、2週齢~数か月齢まで定期的に駆虫を行う

成犬・成猫も、年に数回の駆虫を習慣にする

便はすぐに片付け、清潔な環境を維持する

外で拾い食いをさせないようにする

これらを守ることで、回虫の感染を減らし、愛犬・愛猫の健康を守ることができます。

 

まとめ

回虫症は、犬や猫にとって不快で危険な寄生虫病です。

特に子犬・子猫の頃は、放置すると重篤化することもあるため注意が必要です。

もし気になる症状(お腹の張り、便に白い虫、下痢・嘔吐など)があれば、早めに動物病院にお越しください。

 

東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。


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けいこくの森動物病院  世田谷犬猫歯科

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